「殺処分廃止による弊害(その1)」 - 「殺処分ゼロの先を目指す全国保健所一覧」

「殺処分廃止による弊害(その1)」

2015年2月の記事
台湾殺処分禁止へ・・・その後どうするの?」
http://satsuzerozero.blog.fc2.com/blog-entry-634.htmlをアップした時に
この事がずーっと気になっていました。

そして・・・・・たった1年後
皆さんも記憶に新しい事と思いますが
今年2016年5月12日 殺処分が禁止になった
台湾で一人の女性が自殺してしまいました。

简稚澄被逼用001
↑写真出展元:強国社区 http://goo.gl/uwUPxD

簡稚澄さんという方です。
6年前国立台湾大学の獣医学部をトップの成績で卒業し
美人だった為、多くの人の注目を受けていました。

mail-002.jpg
↑写真出展元:Mail Online http://goo.gl/GaMBW6


彼女が勤務していた台湾の動物保護施設
「桃園市政府動物保護防疫處」
最大で500匹の犬と100猫を保護する事ができます。
現時点(2016年5月22日)では、410匹の犬と94匹の猫が
保護されているそうです。

同僚や友人は彼女の事を
とても責任感を持った仕事ぶりで
動物たちへの愛情も深かったと言っています。

简稚澄被逼用002
↑写真出展元:強国社区 http://goo.gl/uwUPxD

mail-003.jpg
↑写真出展元:Mail Online http://goo.gl/GaMBW6

ただ、この保護施設では収容可能な500頭を超えると
通常12日間は保護しますが
それを過ぎると安楽死の選択をしなければ
なりませんでした。

彼女はその日まで散歩はもちろん
食事を与えたり話しかけたり
家族として迎えてくれる人を待っていました。

でも、ここにはそれを望む人はほとんど
来なかったそうです。

そして12日間過ぎたときに
彼女は自ら腕の中で犬たちを見送らなければ
ならなかったのです。

そして2年間で700頭の犬を
見送る事になってしまったのです。

mail-001.jpg
↑写真出展元:Mail Online http://goo.gl/GaMBW6

里親を望む人も少ない中
保護施設には後から後から
収容される犬猫が増え続けるばかりだったそうです。

彼女が2年間で700頭の犬猫を安楽死させてしまった事に
愛護団体は痛烈な批判を浴びせました。
「美しき死刑執行者」
「美しき屠殺人」
と。

台湾の愛護団体はそれなりの団体だと
いう印象でしたが
お粗末ですね。
事情も把握せずに殺処分していた事のみ
着目して批判を浴びせるとは
まともな愛護団体とは思えません。



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日本でもいます。
事情もわからずに保健所を単的に批判して
罵倒の言葉をあびせる方となんら変わらない。


最後に彼女には敬意を表したいと思います。
殺処分禁止になったにも
関わらず安楽死させなければならない役目を
精神的な苦痛に耐えながらも
果たしてきた事。
そして何よりもどうぶつ達を愛してきた事に対して。

これは一個人の問題ではありません。
国が決めた事に対して
国が責任逃れをしてきたとしか思えません。

安易に殺処分を禁止にしただけで
その後の問題まで十分に考えなかった。
彼女の死は国の責任だと思っています。

最近、日本でも殺処分廃止の署名運動が
行われていますが
その署名運動もどれだけの事を
考えて行なわれているのか?と思います。

たしかに殺処分などすべきではない。
安楽死であろうがなかろうが。
でも根本の問題は命を命とも思わず
捨てる飼い主がいるという事です。

でも今の時点での廃止に関して反対はしませんが
安易に賛同もできません。
平成26年度10万頭以上殺処分された日本。
台湾のように500頭も収容できる施設など
1か所もない日本で10万頭を収容できる施設を
いったい誰が作るのか?
誰が犬猫たちの面倒を見るのか?

その理由を次回の記事でまとめたいと
思っています。


参照記事
「Mail Online」 http://goo.gl/GaMBW6
「稚澄被逼用?狗安?死的?物自?身亡 背后?人心酸」 http://goo.gl/uwUPxD



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